ところで、白雪姫って白雪姫が可哀想な話じゃなくて王妃が可哀想な話じゃないですか?
Q.白雪姫って知ってますか?
A.王妃が嫉妬心から4度に渡って白雪姫を殺そうとするけど失敗に終わって自殺する話です。(猟師に頼んでの銃殺*1、リボンでの絞殺、毒櫛での刺殺、毒リンゴでの毒殺の計四回)
なんかTwitterに書いてたことをブログに残そうと思っただけです。
以下、過去ツイートそのまま*2
「自分が世界一美しくありたい」っていう願望が王妃にはあって、白雪姫が産まれるまでは王妃が世界一だから良かったんだけど白雪姫が産まれたせいで王妃は1番じゃなくなっちゃった。じゃあその願望を王妃は諦めるのが正解だったかと言うと、全てのことが諦めようと思って諦められる事じゃないと思う。
王妃にとっては「自分が世界一美しくありたい」と言う願いはきっと簡単には捨てられないものだったと思うし、だからこそ白雪姫への殺意が生まれたわけですよね。殺しはいけないことだけど、じゃあそんな願望を諦められない王妃はその時点で死ぬべきだったの?って言われると違くない?
「1番じゃないことを我慢すればいいじゃん」なんて外野の意見で、きっと王妃はそれが耐え難い苦痛だったんだろうなぁと思う。自分が死ぬか、白雪姫を殺すかの瀬戸際だったんだと思う。だからこそ白雪姫を4度に渡って殺そうと試みるし、白雪姫が自分が殺せない場所(他国の王子の元)に行った瞬間に、王妃は自殺するというエンドになっている。自分を削るか世界を削るかで、王妃は世界を削ろうとしたけど失敗して、自分を削る選択肢しか残されない状況に陥った。 王妃にとってその願望を捨てるのは、死ぬよりも難しかった。
こういう、よくない願望を抱いてしまって、それが達成出来ないから自殺衝動が収まらないって、みなさん、日常的によくある、話じゃ、無いんです...か......?
どうしたらいいの?自殺を初めから選べばいいの?それとも苦しみながら生き続けろなんて言うの?――それとも、殺していいの?